くまごろうです。この投稿ではシステムアーキテクト試験対策を解説していきます。

この記事ではシステムアーキテクト試験についての試験対策を解説していきます。くまごろうが新社会人の時に受けた最初の高度試験で、落ちて挫折した因縁の試験でもあります。
はじめに
試験の特徴
システムアーキテクト試験は、ITサービスマネージャ試験と並んで論文試験の登竜門となる試験です。記述試験を経験した後に受ける方が多いのではないでしょうか。
開発プロジェクトのプロジェクトリーダを対象とした試験となり、プロジェクトマネージャの意見を仰ぎつつ、プロジェクトをまとめていくことを主任務としています。
プロジェクトマネージャとプロジェクトリーダの役割分担を整理し、それぞれの職域を侵さないように、越権行為をしないように気を付けることが必要です。例えばステークホルダーとの交渉はプロジェクトマネージャの役割であるため、プロジェクトマネージャを通さずにプロジェクトリーダが交渉するのは越権行為にあたり、NGです。
この試験を受けるにあたって、有利な業務経験、関連する資格、攻略するためのキーポイントを確認できていない方は以下の記事を参照してください。
試験対策について
試験対策の特徴としては、論文試験の登竜門という位置づけから、はじめて論文を書かれる方が受験する場合が多いと思います。よってある程度論文を書ければ受かるかもしれません。プロジェクトマネージャ試験やシステム監査技術者試験、ITストラテジスト試験のように、内容が合否に影響を与える割合は少ないかもしれません。
よって合格論文を書くことができるかが合否の分け目となります。
一方で記述系試験の合格者が受験していることを考えると、午前Ⅱの選択式や午後Ⅰの記述試験は皆さん対策済みだと思われます。
それなりに高レベルな争いになりますので、論文試験対策だけに集中せずに取り組みたいものです。
試験対策は以下の記事を参照してください。
おすすめ参考図書
特に未経験者が高度試験を受験する場合は、受験に先立って参考図書を読むことをお勧めしています。理由としては、読書として参考図書を読むことで、必要な知識をストレスなくインプットできるからです。どうしても参考書を読んでインプットするとストレスたまりますからね。また何度も違う媒体から情報をインプットすると知識が定着していきます。
あとは・・・論文のネタを見つけられるとラッキーですね。
以下の参考図書がおすすめ、、、と紹介したいのですが、くまごろうの本職がプロジェクトリーダなのでインプットの必要性をそこまで感じておらず、結果としてあまり本を読んでいないんですよね。
それでも以下の本は面白かったので紹介します。


アジャイル開発の本を紹介しておきます。普段やらない開発手法であっても、あたらしい開発手法については試験に出てくる可能性がありますので、読んでおくことをお勧めします。
おすすめの参考書
くまごろうは参考書を2冊と、論文系試験では論文の参考にするために合格論文の事例集を2冊購入しています。
そのうちこの辺の記事も書いていきますね。
実際にくまごろうが購入していた参考書を紹介します。
参考書について
参考書を2冊購入している理由は、どの参考書が自分自身にあっているかを判断するのは非常に難しいからです。よく書店で吟味しろって言っている方がいます。吟味するのは当然重要なのですが、問題を解いてみないと難しいなと思っています。書店で立ち読みレベルでは吟味できないと思うんですよね。
またメインで使用している参考書で理解できない解説も、違う参考書だと理解できたりするので、2冊購入をお勧めします。


1冊目は翔泳社の参考書です。基本的に翔泳社の参考書は、過去問の解説がダウンロードできるのでお勧めです。


2冊目はiTECの「専門知識+午後問題」の重点対策ですね。1冊目を翔泳社、2冊目をiTECの重点対策を選んでいるのはここ数年の鉄板です。あくまでもサブ的な扱いなので、中古でもよいかもしれません。
くまごろうの場合、プロジェクトリーダーが本職なので知識面での不安もなく、もっぱら午後Ⅱの論文演習時の参考書として使用していました。
論文事例集
論文試験の場合、論文事例集も購入しています。論文対策をしていて論文の作成に躓いたとき、やはり頼りになるのは論文事例集の論文たちです。
論文事例集も参考資料です。メインの参考書で対応できないときに使用するものだと思っています。


くまごろうはiTECの合格論文の書き方・事例集を2冊購入しています。最新版と2つ前の版です。この記事を執筆時点では最新版は第5版なので、第5版と第3版ですね。
第4版の論文は 第5版と第3版 にも記載されているので必要ありません。
こうすることで重複することなく、過去の分まで論文の執筆事例を入手することができます。
論文事例
以下の論文事例を公開予定です。しばらくお待ちください。
- 【H25-1】要求を実現するうえでの問題を解消するための業務部門への提案について
- 【H21-1】要件定義について
- 【H19-1】業務システムのセキュリティ対策の設計について
- 【H27-1】システム方式設計について
- 【H22-2】システム間連携方式について
- 【H23-1】複数のシステムにまたがったシステム構造の見直しについて
- 【H23-2】システムテスト計画の策定について
骨子公開
論文事例公開後、需要がありそうであれば論文骨子も公開しようと思います。
おすすめ参考図書、おすすめ参考書の紹介でした。
くまごろうの場合、高度試験の合格率がかなり高く、合格してしまえば会社から報奨金をたくさんもらえたので、効率優先で参考書を買いあさっていました。それでも通信教育を受けるよりは全然安いんですけどね。
少しでも合格確立を上げるために、そして勉強中のストレスを少しでも減らすために、複数の参考図書や参考書を購入することは有効です。特に論文演習は躓くと書けなくなります。書けなくなった時の突破口は、論文事例を参照してアイディアをもらうことが多いです。
少し割高でも参考書の複数購入は必要経費です。
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